2023.03.14
NOMの会
【SB-NOM特別企画】2023.4.8 原田憲一先生 出版記念講演会のお知らせ
分離・培養と保存
Isolation & Cultivation
Isolation
自然環境中には、多種多様な微生物が混在しています。
SeedBankは、その中から、特定の微細藻類のみを取り出す独自の技術を持っています。
微細藻類の培養液中にバクテリア(細菌)を含む「有菌状態」だけでなく、作出に高度な技術を要する「無菌状態」(バクテリアを全く含まない状態)の微細藻類をご提供することも可能です。
有菌状態と無菌状態のどちらを選択したらよいのかについては、
よくある質問
をご覧ください。
Cultivation
分離した微細藻類は、適切な条件のもとで増殖させます。
温度やpH、光、培養液といった培養条件が不適切であれば、微細藻類は増殖が遅くなるばかりか、死滅してしまうこともあります。
SeedBankは、これまでに蓄積されたノウハウや最新の知見から、微細藻類ごとに適した培養条件をご提案いたします。
また、20リットル培養槽による大量培養も承っております。
大量培養した微細藻類を濃縮し、ご提供させて頂くことも可能です。
Backup of cultures
SeedBankでは、ご提供した微細藻類をバックアップする体制を整えております。
微細藻類の保存には専門的な知識と技術が必要であり、適切な管理がなされなければ、増殖に異常を起こしたり、死滅したりしてしまうことも珍しくありません。
SeedBankでは、ご提供後も微細藻類を保存・管理し、いつでも健康な状態で再提供できるよう準備しております。
また、お客様のご都合により微細藻類の維持が困難になった場合には、一時的にSeedBankでお預かりし、維持管理をいたします。
SeedBankで行う微細藻類の保存方法には、「継代培養」と「凍結保存」の2種類があります。
「継代培養」は、培養液中で増殖させた微細藻類のごく一部を一定の期間ごとに新しい培養液に植え継ぐ方法です。
これは微細藻類の主流な保存方法で、ある程度経験を積んだ技術者なら簡単に行うことができます。
一方で、一定期間(短ければ2週間程度)ごとに植え継ぎ作業が発生するため、管理する微細藻類の増加に比例して、作業者の労力と培養容器等のコストが甚大なものとなります。
また、植え継ぎを繰り返すうちに、コンタミネーション(カビやバクテリア等の混入)や遺伝子の変性が起こるリスクがあります。
これに対して、弊社で開発中の「凍結保存」は、微細藻類を凍結させ、増殖させない状態で保存する手法です。微細藻類の種類によって適不適があり、凍結の際の作業には熟練を要するものの、いったん凍結してしまえば数カ月単位での保存が可能です。
また、コンタミネーションや遺伝子変性のリスクも極めて低くなります。
Library
SeedBankは、これまでの研究活動および事業活動において得られた多くの微細藻類株=微細藻類ライブラリを保有しています。
ライブラリの中から、お客様のご要望に応じた培養株を提供いたします。
SeedBankの微細藻類ライブラリには、これまで培養が困難とされてきた「珪藻(けいそう)」を中心とした多種多様な微細藻類を保存しております。
珪藻の中にはDHAやEPAといった有用成分を多く産生する種もあります。
さらに、培養困難等の理由で研究が進んでいなかった微細藻類からは、新たな有用成分が発見されることが期待されます。
有用成分の探索については、共同研究・委託研究も承っております。
Q&A
有菌状態と無菌状態のどちらを選択したらよいのか?
目的と種類により異なります。培養液中にバクテリアを含む有菌状態では、微細藻類の生育が阻害されることもありますが、問題なく生育することがほとんどです。中には微細藻類とバクテリアが共生関係にあり、バクテリアを除いてしまうと微細藻類が増殖しなくなってしまうケースもあります。一方で、バクテリアの影響を排した微細藻類自体の特性を明らかにしたい場合や、遺伝子解析を行う場合には、無菌状態であることが必要です。
ご利用目的をもとに最適なプランをご提案しますので、迷われたらご相談ください。
Actual results
餌料生物
としての
培養株のご提供
(水産餌料会社)
健康食品原料
としての
培養株のご提供
(一般企業)
研究素材
としての
培養株のご提供
(主に大学、国立研究機関)
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