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研究活動

2018.12.22

NOMの会

【第2回】ガラパゴス諸島の生態系が語ること

ガラパゴス- – – 小学校の教科書にもでているくらいだから日本人でこの地名を知らない人はほとんどいないのではないだろうか。その有名さはかの進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンによる。
およそ180年前にイギリス・プリマスから世界一周の航海に出かけた彼は,ビーグル号航海記を書き残した。その航海で1835年9月15日から10月20日までガラパゴス諸島を巡り、その間に観察した事実が後の「種の起源」を通して、自然選択説による進化論を産み落とす糧となった。
ガラパゴスは数多くの島嶼からなるが、大きな島は西からフェルナンディナ島・イサベラ島・サンチャゴ島・サンタクルツ島・サンタフェ島・フロレアナ島・サンクリストバル島・エスパニョラ島などある。全体ではこれら13の大きな島と50足らずの小さな島とからなり、およそ東西270km・南北220km(ダーウィン島とウォルフ島を除く)にわたって東太平洋に広がっている。南米大陸から西へ向かうこと1000kmの海上に浮かび、南米大陸太平洋岸の都市ガヤキルから飛行機を使うと約1時間30分で着く。赤道直下の小国エクアドル領である。
進化論のふるさとになったこの場の現状を紹介し、その特異な生態系が我々に何を語りかけているのかを考えてみる。

松岡 數充【長崎大学 名誉教授、SeedBank 顧問】
主な研究テーマ
1.有害有毒プランクトンの分類・生理・生態の研究
2.沿岸域の海洋環境変遷の解明
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