ACTIVITIES

研究活動

2019.11.23

NOMの会

【第7回】プランクトンと浄水処理

水道水は,湖沼水(ダム湖を含む),河川水,地下水などを水源(原水)とし,その水を適正に処理(浄水処理)して作られます。その工程(浄水処理工程)で,原水中のプランクトン等や浄水施設の付着生物が,様々な浄水処理障害を引き起こします。そのため主だった水道事業体では,日々原水中の微小生物を監視し,その生物に適した浄水処理に努めています。微小生物と浄水処理の戦いを,琵琶湖のプランクトンを中心にお伝えします。

根来 健
長崎大学大学院で赤潮の研究をしているときに,琵琶湖で初めて赤潮が発生しました。各水道事業体で,生物専門職の必要性がさけばれるようになり,京都市水道局水質試験所(当時)に奉職しました。藍藻類によるかび臭問題,淡水赤潮の原因種ウログレナによる生ぐさ臭問題など,琵琶湖のプランクトンに起因する様々な浄水処理障害の調査・研究に従事しました。また日本水道協会において生物問題に係る各種の委員会・研究会に所属して,全国の水道事業体における様々な生物問題の取りまとめに携わりました。
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