第4回SeedBank NOM開催のお知らせ

第4回SeedBank NOM開催のお知らせ

抗体ってなに?そしてその抗体を用いた水生生物の識別

「抗体」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ウイルスなどの病原体が原因で起こる風邪やインフルエンザなどの病気が治る時、抗体が体内で作られ、病原体の攻撃から体を守っているのです。また毒蛇にかまれた時、抗血清のおかげで一命をとりとめたというニュースを聞くことがありますが、この時にもこの抗血清に含まれる抗体が毒素の作用を抑制しているのです。
逆に、抗体によって、病気が引き起こされる場合があります。花粉症、アトピー性皮膚炎、スズメバチに刺された時などに起こるアレルギー反応では、この抗体が悪い働きをし、ショックで死に至ることさえあります。このように、抗体というタンパク質は私たちの体の中に存在し、様々な作用をしているのです。
この抗体の最大の特徴は「高い特異性」をもって病原体や毒素などに結合することにあります。少し説明しますと、インフルエンザの予防接種の際に体内に作られる抗体は、インフルエンザウイルスのみに結合し、このウイルスがヒトの肺の細胞などに侵入するのを妨害します。しかし、麻疹ウイルスや他の様々なウイルスには結合しません。ある種のウイルスのみに結合するこの性質を「特異性が高い」といいます。この高い特異性を利用して、病原体ではなく、似てはいるが異なる生物を識別して検出することに応用ができます。
今回は、身近な抗体の基礎について説明した上で、識別困難な水生生物の識別に有効な抗体の例を紹介したいと思います。

 

 

話題提供:廣石 伸互

琵琶湖博物館 特別研究員.福井県立大学名誉教授

主な研究テーマ: 有害プランクトンなどの生理・生態および識別法の研究

 

場所:(株)SeedBank。HPご参照

日時:5月18日(土曜日)午後3時から

定員:20名。満員となる時点お申し込み終了させていただきます。

 

講演終了後に懇親会を開催します.講演会と懇親会に参加希望の方は下記のフォームよって前もって申し込みをして下さい。

第3回SeedBank NOM開催のお知らせ

第3回SeedBank NOM開催のお知らせ

樹木を食べるヤマトシジミ—無脊椎動物に秘めた力

米を噛んだら甘味を感じるが、葉っぱを噛んだら甘味を感じる人はいないでしょう。それはなぜでしょうか?

お鼻をかむティッシュ、メモを書くノート、牛乳を入れる滅菌パック、コーヒーを置く木のテーブルから毎日弄った携帯のスクリーンまで、人は樹木から作った物を多く利用していますが、樹木を食料としないことは世界共通である。地球上のほとんどの有機物の源が植物の光合成で作られた「単糖(ブドウ糖)」である。植物によって割合が異なりますが、その単糖の多くが植物細胞壁の主成分であるセルロースと呼ばれる「難分解性多糖類」になります。噛んでも甘味が出ないので非常に残念です。

セルロース(落ち葉や倒木をイメージしてください※)を分解できる生き物として、バクテリアやカビのような微生物がよく知られていますが、動物にもできるものが存在するのでしょうか?

シロアリ?ゴキブリ?シジミ?魚?ひつじ?ベジテリア?これらの動物は本当に自分でセルロースを分解しているのでしょうか?それとも腸内に共生する微生物の力を借りているでしょうか?

今回は難分解性多糖類分解能の視点から、人のような脊椎動物ができない、無脊椎動物の不思議な力をご紹介いたします。また、これらの生物が多く生息する干潟等の湿地帯生態についてお話いたします。

※葉や木にはセルロース以外の多糖類も存在する。

 

 

話題提供:劉 文

京都大学 地球環境学堂 特定助教

(株)SeedBank 外部顧問

主な研究テーマ

1.無脊椎動物のセルラーゼ

2.湿地帯の環境学

 

場所:(株)SeedBank。HPご参照

日時:2月23日(土)午後3時から5時

定員:20名。満員となる時点お申し込み終了させていただきます。

 

終了後に懇親会(SB-NOM)を開催致します。下記のフォームでお申し込みください。

お待ちしております。

 

申し込みが終了致しました。

 

第2回SeedBank NOM開催のお知らせ

第2回SeedBank NOM開催のお知らせ

ガラパゴス諸島の生態系が語ること

ガラパゴス- – – 小学校の教科書にもでているくらいだから日本人でこの地名を知らない人はほとんどいないのではないだろうか.その有名さはかの進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンによる.およそ180年前にイギリス・プリマスから世界一周の航海に出かけた彼は,ビーグル号航海記を書き残した.その航海で1835年9月15日から10月20日までガラパゴス諸島を巡り,その間に観察した事実が後の「種の起源」を通して,自然選択説による進化論を産み落とす糧となった.ガラパゴスは数多くの島嶼からなるが,大きな島は西からフェルナンディナ島,イサベラ島,サンチャゴ島,サンタクルツ島,サンタフェ島,フロレアナ島,サンクリストバル島,エスパニョラ島などある.全体ではこれら13の大きな島,50足らずに小さな島とからなり,およそ東西270km,南北220km(ダーウィン島とウォルフ島を除く)にわたって東太平洋に広がっている.南米大陸から西へ向かうこと1000kmの海上に浮かび,南米大陸太平洋岸の都市ガヤキルから飛行機を使うと約1時間30分で着く.赤道直下の小国,エクアドル領である.進化論のふるさとになったこの場の現状を紹介し,その特異な生態系が我々に何を語りかけているのかを考えてみる.

 

話題提供:松岡 數充

長崎大学名誉教授、SeedBank 顧問

主な研究テーマ

1.有害有毒プランクトンの分類・生理・生態の研究

2.沿岸域の海洋環境変遷の解明」

 

場所:(株)SeedBank。HPご参照

日時:12月22日(金)午後3時から5時

定員:20名。満員となる時点お申し込み終了させていただきます。

 

終了後に懇親会(SB-NOM)を開催致します。

申し込みが終了致しました。

 

SeedBank NOMが設立されました

2018年9月21日より、SeedBank NOMが設立されました。

SeedBank NOMは、微細藻類にかかわらず、様々な科学的話題、ニュース、研究動向を討論、楽しむ勉強会でございます。皆様のご参加をお待ちしております。

さて、早速ですが、

SeedBank-NOMキックオフ講演会を開催致します!

 

平安京はなぜ千年持続したか――資源科学的考察

話題提供:原田憲一

(SeedBank 顧問)

1946年生まれ。京都大学大学院博士課程修了(理学博士)。山形大学理学部地球科学科助教授、同地球環境学科教授、京都造形芸術大学教授を経て、現在(株)SeedBankの顧問を務めています。専門は地質学、資源人類学、災害文化論、比較文明論。主な著書『地球について』『地学は何ができるか』『地球時代の文明学』『平安京のコスモロジー』『日本の聖地文化』『収奪文明から還流文明へ』など

場所:(株)SeedBank。HPご参照

日時:10月19日(金)午後2時半から5時

参考図書:「平安京のコスモロジー,千年持続首都の秘密;鎌田東二(編著)」創元社

終了後に懇親会(SB-NOM)を開催致します。参加希望者は事前に下記のフォームをご利用ください。

申し込みが終了致しました。