社長メッセージ

『未知なる世界をこじあける』

 

世界一の微細藻類培養技術を基に、
これまで培養が出来なかった様々な微細藻類や、
新たな微細藻類を単離・培養・保存し、
研究機関や教育機関への提供を行っています。

 

 

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取締役社長 石井健一郎

 

現在、人類は様々な科学技術革新を経て、多くの産物を手にしてきました。そのなかで、思いもよらない発見やアイデアが、社会を大きく変えていきました。近年では、情報技術の急速な発展により、様々なデバイスを介した膨大な情報が日々行き交っています。そして、その膨大な情報を処理するのは今や人間ではなく、人工知能がその役割を担おうとしています。加速度的に進化する人工知能は、やがて人間の知性では思いもつかないような方法で人類を導くことになるでしょう。

 

一方で、どれだけ高度に情報化された社会においても、科学そのものが明らかにすべき課題はまだまだ多く存在します。例えば、我々人類は顕微鏡と遺伝子技術を用いて、様々な微生物の存在を明らかにし、それらを利用してきました。しかしながら、これまでその存在が明らかになっている微生物は全体のごく僅かでしかありません。また、その存在が知られていても、培養が出来ない種類も多く存在します。培養ができなければ、いかにその微生物が優れていても、人類が利用することは出来ません。

 

そこで、我々は、微生物のなかでも太陽の光を利用して光合成を行う微細藻類と呼ばれる生物に着目し、その培養に関する研究を行って参りました。そして、長年の研究により得られた高い培養技術により、これまで誰も培養に成功していなかった種類の培養に数多く成功しています。そして、それらのなかには、人間の健康に重要な役割を果たす物質を生産する種類も数多く存在することが明らかになっています。

 

今後さらなる新発見が続く微細藻類研究は、人類に全く新しい恩恵をもたらす重要な研究です。その研究を加速させるために、我々はその対象となる微細藻類を分離・培養し、それらを迅速に提供できるシステムを構築しました。弊社は、今後このシステムを世界規模で利用可能なネットワークに育て、微細藻類研究の飛躍的進展に貢献することを最大の目標にしております。

最後に、写真の中で私が持っている白い物体、これは微細藻類の種(タネ)の模型です。実際の大きさは肉眼では見えないとても小さなものですが、このタネには人類の未来を大きく変える可能性が秘められています。この可能性を実現するため、我々は新しいタネ(Seed)を常に追い求め、その扉を開き続けます。

 

取締役社長 石井健一郎 略歴

 

2004年 山形大学理学部地球環境学科卒業

2006年 長崎大学大学院生産科学研究科修了

2012年 京都大学大学院農学研究科博士(農学)学位取得

2012~14年 京都大学農学研究科研究員

2013年~ E.S.Morse Institute Junior Fellow

2015年 京都大学起業家養成プログラム(GTEP)修了

2014~現在 京都大学地球環境学堂特定研究員及び研究員

2015~現在 三重大学Research Fellow

2017年2月 (株)Seedbank設立 代表取締役社長 就任

 

実績

 

2007年12月 水産学会近畿支部例会学生優秀発表賞

2008年9月 日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会学生優秀発表賞受賞

2011年9月 日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会学生優秀発表賞受賞

2015年2月 京都大学起業家養成プログラム(GTEP)優勝

2015年3月 第11回日本藻類学会研究奨励賞受賞

2015年5月 微細藻類の培養株の作出と管理システムの構築

2017年9月 瀬戸内海研究フォーラムin 京都 優秀発表賞受賞

2017年~  国立研究開発法人水産研究・教育機構等との委託・共同研究事業開始